労災補償は、国と自治体が分担して補償しますか。

労災補償は、基本的には国が一元的に行っています。具体的には、労働者災害補償保険（労災保険）という制度があり、これは労働者の業務上の災害に対して、国が保険金を支払う制度です。この保険は、労働者の雇用主が全額負担して保険料を支払います。そのため、労災補償は国と自治体が分担して行うものではなく、国が一元的に行っている制度です。ただし、自治体によっては、地域の労働者の安全や健康を守るための独自の支援策を設けている場合がありますが、これは労災補償制度とは別のものです。