労災で怪我をして退職された方はいますか？その後の休業補償の流れはどうなりますか？

労災で怪我をして退職された方は確かに存在します。労災による怪我が原因で仕事が続けられなくなり、退職を余儀なくされるケースは少なくありません。退職後も、労災保険からの休業補償を受けることが可能です。具体的な流れは以下の通りです。

1. 怪我の治療と診断: 労災による怪我の治療を受け、医師による診断書を取得します。診断書には、怪我の状態、治療の必要性、そして仕事復帰の可能性について記載されます。

2. 労災認定の申請: 労働基準監督署に労災認定の申請を行います。申請には、診断書や事故の状況を証明する書類が必要です。

3. 労災認定: 労働基準監督署が労災認定を行います。認定されると、労災保険からの給付を受けることができます。

4. 休業補償の受給: 労災認定後、休業補償を受けることができます。休業補償は、怪我により仕事ができなくなった期間に対して支給されます。

5. 退職後の補償: 退職後も、怪我が労災によるものである限り、労災保険からの補償を受けることができます。これには、休業補償だけでなく、後遺症に対する補償も含まれます。

6. 後遺症の認定: 怪我が完治せず、後遺症が残る場合、後遺障害等級認定の申請を行います。認定されると、後遺障害補償給付を受けることができます。

7. 薬代の補償: 労災による怪我の治療に必要な薬代は、労災保険から補償される可能性があります。ただし、補償の範囲や条件は個々のケースにより異なるため、詳細は労働基準監督署に確認する必要があります。

労災による怪我が原因で退職を余儀なくされた場合でも、労災保険からの補償を受けることができます。ただし、補償の内容や条件は複雑であるため、労働基準監督署や弁護士などの専門家に相談することをお勧めします。