パートの契約について教えてください。 事情があり週20時間の契約から雇用保険なしの週19.5時間の契約に変更になります。勤め先は変わりません。同じ会社で同じ仕事ですが契約だけ変わります。 今まで何年も繁忙期は週23時間くらい働いていました。これからも同じように働いて大丈夫なんでしょうか？1週でも19.5時間超えたらダメですか？

パートタイマーの契約変更について、特に労働時間と雇用保険の関係に焦点を当てて説明します。

まず、週20時間から19.5時間への契約変更は、労働基準法に基づく法定労働時間内であれば、企業の裁量で行うことが可能です。ただし、この変更により雇用保険の加入資格が失われる可能性があります。雇用保険は週の所定労働時間が20時間以上である場合に加入が義務付けられますので、19.5時間に減らすことで加入資格がなくなることに注意が必要です。

次に、繁忙期に週23時間働くことについてですが、これは通常の労働時間を超える「時間外労働」となります。時間外労働を行う場合、労働基準法により、36協定（時間外労働協定）を締結し、労働基準監督署に届け出ることが義務付けられています。また、時間外労働には割増賃金の支払いが必要です。

したがって、繁忙期に週19.5時間を超えて働くこと自体は法的に問題ありませんが、その際には36協定の締結と割増賃金の支払いが必要です。また、企業との間で具体的な時間外労働のルールや割増賃金の計算方法について確認することが重要です。

最後に、契約上の労働時間を超えて働くことについては、企業との間で事前に合意が必要です。契約書に基づく労働時間を超える場合、その旨を明確にし、超過分に対する賃金や条件についても明確にしておくことが望ましいです。

以上の点を踏まえ、今後の労働条件については、企業との間でしっかりとしたコミュニケーションを取り、法的な要件を満たしながら、自分の労働条件を確保することが重要です。