会社の総支給額を時間で割ると最低賃金を下回っている場合、それは適法でしょうか?中途採用で、来月から満額支給される予定ですが、その場合も最低賃金を下回ることは許されるのでしょうか?
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対策と回答
日本の労働基準法により、最低賃金法が定められており、すべての労働者はこの最低賃金以上の賃金を受け取る権利があります。会社の総支給額を時間で割った場合に最低賃金を下回ることは、法的に許されていません。
上司から「会社は時給じゃないから下回る事もあるよ」との回答を受けた場合、これは誤った解釈です。たとえ月給制であっても、1時間あたりの賃金が最低賃金を下回ることは違法です。
具体的には、月給を1か月の所定労働時間で割った金額が最低賃金を下回る場合、その会社は最低賃金法に違反しています。来月から満額支給される予定であっても、その金額を所定労働時間で割った結果、最低賃金を下回る場合は、その支給額は違法です。
このような状況にある場合、まずは会社の人事部門や労働組合に相談することをお勧めします。問題が解決しない場合、最寄りの労働基準監督署に相談することも可能です。労働基準監督署は、労働者の権利を守るための行政機関であり、違法な労働条件を是正するための調査や指導を行います。
労働者の権利を守ることは重要であり、適切な賃金を受け取ることはあなたの法的権利です。会社が違法な労働条件を続けている場合、それを放置することはあなた自身の権利を侵害することになります。したがって、適切な手段を講じて、自分の権利を守ることが大切です。
よくある質問
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