会社社長からの依頼で大型・大型けん引免許を取得したが、一部の社員からの『免許の必要ない部署の社員に資格を取らせ資格手当を払うのはおかしい』との声で、手当てが付かなくったのですが 何か変じゃないですか？

会社が特定の資格を取得することを社員に義務付けることは、法的には問題ありません。しかし、その資格に対する手当てを支給するかどうかは、会社の裁量に委ねられています。会社が資格手当を支給することは、社員のスキルアップを促し、業務効率や安全性を向上させるための一つの手段として考えられます。しかし、資格手当の支給については、社員間の公平性や会社の財務状況なども考慮する必要があります。

一部の社員が資格手当の支給に疑問を持つのは、その公平性に対する懸念からでしょう。会社としては、資格手当の支給基準やその意義を明確にし、社員に説明することが重要です。また、資格手当を支給する場合は、その資格が実際に業務にどのように活かされるかを具体的に示すことで、社員の理解を得られる可能性が高まります。

資格手当の支給については、労働基準法に基づく最低賃金や賃金の支払い義務といった基本的な労働条件を遵守しながら、会社独自の人事政策として運用することが一般的です。したがって、資格手当の支給については、会社の方針や社員の理解を得るための説明が重要となります。