無期雇用契約の派遣元会社を途中で退職することは可能ですか?
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対策と回答
無期雇用契約の派遣元会社を途中で退職することは可能です。以下に詳細を説明します。
まず、無期雇用契約とは、期間の定めのない雇用契約を指します。この契約に基づいて働く従業員は、いつでも退職の意思表示を行うことができます。ただし、退職の意思表示は通常、一定の期間(例えば、30日前)に事前に通知する必要があります。これは労働基準法第20条に基づいており、退職の意思表示があった場合、使用者はその日から30日以内に労働者を解雇することができるとされています。
次に、派遣契約についてです。派遣契約は、派遣元(あなたの現職の会社)と派遣先(メーカー)との間で結ばれる契約で、あなたはこの契約に基づいて派遣先で働いています。派遣契約は通常、有期で結ばれますが、あなたの場合は3ヶ月ごとに更新されているようです。この派遣契約は、あなたと派遣元との無期雇用契約とは別のものです。
あなたが無期雇用契約の派遣元会社を退職したい場合、派遣先との契約期間に関係なく、退職の意思表示を行うことができます。ただし、派遣先との契約がまだ残っている場合、派遣元はその契約を履行するために別の従業員を派遣するか、契約を解除する必要があります。
法的根拠としては、労働基準法第20条に加えて、人材派遣法第23条も関連します。この条文は、派遣労働者が派遣元の業務に従事している間は、派遣元の労働者としての権利を有すると規定しています。したがって、あなたは派遣元の労働者として、無期雇用契約に基づいて退職の意思表示を行う権利を持っています。
以上のことから、無期雇用契約の派遣元会社を途中で退職することは可能です。ただし、退職の意思表示を行う際には、労働基準法に基づいて一定の期間前に通知する必要がありますので、ご注意ください。
よくある質問
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