時間外業務を強制させられ、パート開始時間前に買い出しを頼まれる問題について、どう対処すればよいか？

あなたの状況は、労働基準法に違反する可能性があります。労働基準法では、法定労働時間を超えて労働させることは原則として禁止されており、使用者は労働者に対して時間外労働を行わせる場合には、36協定を締結し、労働基準監督署に届け出る必要があります。また、労働者は法定労働時間内に業務を行う権利があり、使用者はこれを尊重しなければなりません。

あなたの場合、パート開始時間前に買い出しを頼まれることは、実質的には時間外労働となり、これに対して割増賃金の支払いが求められる可能性があります。また、このような状況が続く場合、労働者の健康や生活に悪影響を及ぼす可能性もあります。

対処法としては、まずは使用者に対して、労働基準法に基づく法定労働時間内で業務を行うことを再度要求することが考えられます。それでも状況が改善されない場合には、労働基準監督署に相談することが手っ取り早いでしょう。労働基準監督署は、労働者の権利を守るための行政機関であり、労働条件の是正や違法行為の是正を行う権限を持っています。

また、労働組合に加入している場合には、組合に相談することも有効です。労働組合は、労働者の権利を擁護し、使用者との交渉を行うことができます。

最後に、あなたの状況は多くの労働者が経験する問題であり、一人で悩まず、周囲の人々や専門家に相談することが重要です。労働者の権利は法律によって保護されており、それを知り、適切に行使することが大切です。