
契約社員として4年働いていますが、産休・育休中に新入社員が入社し、席がなくなったため退職を促されるのではないかと不安になりました。産休・育休を理由に退職を会社が促す行為は違法になるのでしょうか?もしされた場合はどういう対処をしたらいいのでしょうか?また、給料面で補償などあるのでしょうか?
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対策と回答
産休・育休を理由に退職を促す行為は、日本の労働基準法に違反する可能性があります。労働基準法第65条は、女性労働者が出産のために休業する権利を保障しており、この権利を理由に解雇することは禁止されています。また、同法第7条は、労働者の性別を理由に差別的取り扱いを禁止しています。したがって、産休・育休中に退職を促されるのは違法となります。
もし、会社から退職を促された場合、まずは会社との話し合いを試みることが重要です。その際、労働基準法の規定を提示し、自分の権利を主張することができます。話し合いがうまくいかない場合、労働基準監督署に相談することができます。労働基準監督署は、労働基準法の違反に対して調査を行い、必要に応じて是正勧告を行う権限を持っています。
給料面での補償については、産休中は健康保険法に基づく出産手当金が支給されます。育休中は、育児休業給付金が支給されます。これらの給付金は、雇用保険に加入している労働者が対象となります。具体的な金額や条件は、雇用保険の加入状況や会社の規模などによって異なりますので、詳細は最寄りのハローワークで確認することをお勧めします。
また、産休・育休中に退職を強要された場合、精神的苦痛に対する慰謝料を請求することも可能です。この場合、弁護士に相談し、法的措置を取ることが考えられます。
以上のように、産休・育休中に退職を促されるのは違法であり、適切な対処方法があります。自分の権利をしっかりと守り、必要に応じて専門家に相談することが大切です。
よくある質問
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