週6日、1日17時間労働で月給60万円を提示された場合、どのように対応すべきですか？

週6日、1日17時間の労働で月給60万円を提示された場合、まずはその労働条件が法的に許容される範囲内であるかを確認することが重要です。日本の労働基準法では、1日の法定労働時間は8時間、週の法定労働時間は40時間と定められています。17時間の労働はこれを大幅に超えており、過労に繋がる可能性が高いため、健康を損なうリスクがあります。

また、労働基準法では、法定労働時間を超える労働に対しては割増賃金が発生します。具体的には、法定労働時間を超えた時間に対して25%、深夜労働（午後10時から午前5時まで）に対しては25%、休日労働に対しては35%の割増賃金が必要です。提示された条件がこれらの割増賃金を含んでいるか、またはその計算方法が正しいかを確認する必要があります。

さらに、長時間労働は精神的、肉体的な負担を大きくするため、労働者の生活の質を著しく低下させる可能性があります。家族との時間、自己啓発、趣味などの個人的な時間が削られることになります。

結論として、提示された労働条件は法的にも健康的にも非常に厳しいものであり、断ることを強くお勧めします。代わりに、労働時間を減らし、賃金を適切に調整することで、よりバランスの取れた働き方を模索することが望ましいでしょう。