パート先で退職時に5日間の有給休暇が残っていたが、明細書を確認したところ1日分が未消化となっていました。会社側のミスによる未消化の有給休暇1日分について、支払いを受けることは可能でしょうか？

退職時に未消化の有給休暇がある場合、労働基準法に基づき、その日数に応じた賃金を支払うことが会社の義務となります。具体的には、労働基準法第26条により、使用者は労働者が退職する際に未消化の有給休暇がある場合、その日数に応じた平均賃金を支払うことが求められています。

あなたの場合、会社側のミスにより1日分の有給休暇が未消化となっているため、この1日分に対する賃金の支払いを求めることができます。まずは、会社側に対して正式に書面で未消化の有給休暇の支払いを求めることをお勧めします。書面での請求は、後々のトラブル防止や証拠としても役立ちます。

会社側が支払いに応じない場合、労働基準監督署に相談することができます。労働基準監督署は、労働基準法の違反に対して調査を行い、必要に応じて是正勧告を行う権限を持っています。また、労働審判や訴訟を通じて法的手段で解決を図ることも可能です。

このような問題に対処する際には、労働組合や弁護士などの専門家の助言を受けることも有効です。特に、労働組合は労働者の権利を守るための交渉や支援を行っており、法的な問題についてもアドバイスを提供してくれます。

以上の手順を踏むことで、会社側のミスによる未消化の有給休暇1日分の賃金を確実に受け取ることができるでしょう。