社会保険についてですが、現在社会保険に加入しています。副業としてチャットレディーを始めた結果、本職よりも副業の方が稼げています。この場合、社会保険料が高くなり、本職の会社が多く支払うことになりますか？

社会保険料の負担は、基本的には総報酬制に基づいて計算されます。総報酬制とは、毎月の給与と賞与を合算して保険料を計算する方式です。しかし、副業による収入は通常、本職の社会保険料の計算には含まれません。つまり、副業で得た収入が増えても、本職の会社が負担する社会保険料は変わらないということです。

ただし、副業が一定の条件を満たす場合、副業先でも社会保険に加入することが可能です。具体的には、副業先での労働時間が週20時間以上、かつ月額賃金が88,000円以上、かつ勤務期間が1年以上見込まれる場合などです。このような条件を満たす場合、副業先でも社会保険に加入することができますが、その場合は副業先での社会保険料も負担する必要があります。

また、副業で得た収入が大幅に増えた場合、総所得が増えることにより、所得税や住民税の負担が増える可能性があります。これは、社会保険料とは別の問題ですが、収入全体に対する税金の負担が増えることになります。

したがって、副業での収入が増えても、基本的には本職の会社が負担する社会保険料は変わりませんが、副業先でも社会保険に加入する場合や、税金の負担が増える可能性があることを理解しておく必要があります。