退職時の有給休暇消化について

退職勧奨を受け、退職することを会社に伝えたが、退職日はまだ決まっていない。現在、有給休暇が40日あり、10月まで出勤し、40日まとめて有給消化し、年末に退職する予定だったが、社内規定で有給休暇は連続で3日までしか使えないと言われた。この社内規定に従うしかないのか、それとも他に有給休暇を消化する方法があるのか。

退職時の有給休暇の消化については、労働基準法に基づいて会社が定めることができます。しかし、労働基準法第114条により、労働者が退職する際に未消化の有給休暇がある場合、その日数に応じた賃金を支払う義務があります。つまり、会社は有給休暇を消化させるための措置を講じるか、その日数に応じた賃金を支払う必要があります。

あなたの場合、会社の規定で有給休暇が連続3日までしか使えないとされていますが、これが労働基準法に違反していないかを確認することが重要です。労働基準法では、有給休暇の取得が困難な状況を作らないように定められており、会社の規定がこれに違反している場合、労働基準監督署に相談することができます。

また、有給休暇の消化方法については、会社と交渉する余地があります。例えば、有給休暇を分割して取得することが可能か、あるいは退職日を調整して有給休暇を消化する期間を延長することができるかなど、柔軟な対応を求めることができます。

最終的には、会社の規定と労働基準法の両方を考慮して、最適な解決策を見つけることが重要です。もし、会社の対応に納得できない場合は、労働基準監督署や弁護士に相談することも一つの選択肢です。