転職した会社で、労働条件通知書に記載された内容と実際の労働条件が異なる場合、会社都合での退職は可能ですか?
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対策と回答
転職した会社で、労働条件通知書に記載された内容と実際の労働条件が異なる場合、会社都合での退職は可能です。具体的には、労働条件通知書には残業なしと記載されていたにもかかわらず、実際には残業が発生し、さらに残業代が支払われないという状況です。このような場合、労働基準法に基づき、労働者は労働条件の相違を理由に会社都合での退職を申し出ることができます。
労働基準法第15条により、使用者は労働者を雇い入れる際に、労働条件を明示する義務があります。また、労働基準法第16条により、労働条件の相違がある場合、労働者はその相違を理由に解雇することが認められています。したがって、あなたの場合、労働条件通知書に記載された内容と実際の労働条件が異なることを証明できれば、会社都合での退職を申し出ることが可能です。
ただし、実際の手続きにおいては、労働条件の相違を証明するための証拠をしっかりと用意することが重要です。例えば、労働条件通知書のコピー、残業時間を記録したノート、上司とのやり取りの記録などがあると良いでしょう。また、労働基準監督署に相談することも一つの手段です。労働基準監督署は、労働者の権利を守るための機関であり、労働条件の相違についての相談に応じてくれます。
最後に、会社都合での退職を申し出る際には、会社との間でのコミュニケーションが重要です。会社との話し合いを通じて、労働条件の相違を解消することができるかどうかを確認することも大切です。もし、会社が労働条件の相違を認めない場合や、解消に応じない場合には、労働基準監督署に相談することを検討してください。
よくある質問
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