パートタイムで働いていますが、人手不足で激務なシフトが多く、体調を崩しています。今日もまた急遽明日明後日と早朝出勤して欲しいと頼まれました。最近よく寝れないため朝早く起きると動悸がして胸が痛いので早朝出勤は厳しいですと断ったのですが、そこをなんとかと言われ引いて貰えず結局引き受けることになってしまいました。たった1000円ぽっちのために何故そこまでパートが頑張らねばならないのでしょうか?社員は2連休です。おかしいですよね……
対策と回答
日本の労働環境において、パートタイム労働者が過度の労働にさらされることは、法的にも倫理的にも問題があります。労働基準法により、すべての労働者は適切な労働時間と休憩時間を確保される権利があります。特に、体調不良を訴える場合、過労による健康被害を防ぐために、労働時間の制限や休暇の取得が求められます。
あなたの状況では、激務なシフトが続き、体調を崩しているにも関わらず、さらなる早朝出勤を求められています。これは、労働基準法の精神に反する可能性があります。労働基準法第32条は、1日8時間、週40時間を超える労働を制限し、超える場合は割増賃金の支払いを義務付けています。また、第34条では、労働時間が6時間を超える場合は少なくとも45分、8時間を超える場合は少なくとも1時間の休憩を与えることを定めています。
さらに、労働基準法第65条は、産前産後の女性労働者に対する保護措置を定めており、健康上の理由で労働が困難な場合には、労働を拒否する権利があります。あなたの場合、動悸や胸の痛みなど健康上の問題があるため、この条項を適用することが可能です。
また、社員とパートタイム労働者との間で労働条件に差があることも問題です。労働者間の平等な扱いは、労働基準法の基本的な原則です。社員が2連休を取れるのに対し、パートタイム労働者が過労にさらされることは、労働条件の不平等を示しています。
このような状況では、労働基準監督署に相談することをお勧めします。労働基準監督署は、労働基準法の違反に対して是正勧告を行い、労働者の権利を守る役割を持っています。また、労働組合に加入することも、労働条件の改善や権利の擁護に役立ちます。
最後に、あなた自身の健康を最優先に考えることが大切です。過労による健康被害は取り返しのつかないものです。適切な休息と労働時間の管理を通じて、自分の健康を守ることが、長期的なキャリア形成においても重要です。
よくある質問
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