足場屋の仕事をしています。技能研修生のインドネシア人が5年以上、現場作業ではなく、会社の倉庫で材料などの積み込み作業をしているのですが、ルールとして問題ありませんか?
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対策と回答
技能研修生が特定の作業に長期間従事することについて、法律や規則に違反していないかを確認することは非常に重要です。日本では、技能実習制度(外国人技能実習制度)があり、これは外国人労働者が日本で技能を習得し、帰国後にその技能を活用することを目的としています。この制度に基づき、技能研修生は本来、特定の技能を習得するための現場作業に従事することが期待されています。
しかし、実際には技能研修生が本来の目的とは異なる作業に従事するケースがあります。これについては、技能実習生の技能習得が妨げられない範囲であれば、許容される場合もあります。ただし、長期間にわたり特定の作業に従事することは、技能習得の機会を制限することになり、本来の目的から逸脱していると見なされる可能性があります。
具体的には、技能実習生が従事する作業内容は、技能実習計画書に明記されており、これに沿った作業が行われることが求められます。また、技能実習生の作業内容が変更される場合には、変更内容を技能実習機構に届け出る必要があります。
さらに、技能実習生の労働条件については、労働基準法に基づく労働条件が適用されます。これには、労働時間、休憩時間、休日、賃金、安全衛生などが含まれます。技能実習生が倉庫作業に従事する場合でも、これらの労働条件が遵守されていることが求められます。
以上の点を踏まえると、技能研修生が5年以上にわたり倉庫作業に従事することは、本来の技能習得の目的から逸脱している可能性があり、また、労働条件が適切に遵守されているかを確認する必要があります。この点については、労働基準監督署や技能実習機構に相談することをお勧めします。
よくある質問
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