年次有給休暇を減らすと会社から言われましたが、これは違法ではないのでしょうか？

年次有給休暇の日数は労働基準法によって定められており、勤続年数に応じて一定の日数が保障されています。具体的には、勤続6ヶ月以上1年未満で10日、1年以上3年未満で11日、3年以上6年未満で14日、6年以上9年未満で16日、9年以上12年未満で18日、12年以上21年未満で20日、21年以上で25日となっています。

あなたの場合、8年勤務しているため、本来は20日間の年次有給休暇が保障されているはずです。会社が就労規則で年間有給日数を10日に制限することは、労働基準法に違反する可能性があります。

労働基準法第39条によると、使用者は労働者に対し、毎年有給休暇を与えなければならず、その日数は労働者の勤続年数に応じて定められています。また、労働基準法第119条により、使用者が労働基準法に違反した場合、30万円以下の罰金が科されることになっています。

したがって、会社が年次有給休暇の日数を違法に減らすことは許されません。あなたが署名する前に、労働基準監督署に相談することをお勧めします。労働基準監督署は、労働者の権利を守るための機関であり、違法な労働条件に対して是正措置を取ることができます。

また、労働組合に加入している場合は、組合に相談することも有効です。労働組合は労働者の権利を擁護し、適切な労働条件を確保するために活動しています。

以上の情報を基に、あなたの権利を守るための行動を取ることをお勧めします。