知人が市役所の窓口でフルタイムの非正規として働いています。有給はあるものの、歯医者に行くときは数時間のみ、介護のときも半日のみにして有給が余っているようです。有給を取っても仕事量は同じで、自分が大変になると言いますが残業は禁止なので勤務時間自体は変わりません。毎朝早く出て夕方まで働いて、手取りは15万円くらいです。私なら給与が安い分、有給は取らないと損だし、有給の数は決まっているのだからその上限まで取って仕事がたまろうが仕方ないと思います。また、休んだ分仕事が大変と言いますが、まとめてやる方が楽に思います。正直、手取り15万円くらいで、有給もそうそう取らずきっちり働く知人が理解できません。こうしたタイプの気持ちがわかる人はいますか？

あなたの知人のような働き方をする人は、日本の職場においては珍しくありません。彼らの行動を理解するためには、いくつかの要因を考慮する必要があります。

まず、非正規雇用の労働者は、正規雇用の労働者と比較して、雇用の安定性や待遇面で不利な立場にあります。そのため、有給休暇を取ることで、仕事量が増えることを恐れることがあります。彼らは、休暇を取ることで仕事がたまり、それが上司や同僚からの評価に影響を与えることを懸念するかもしれません。

次に、日本の職場文化においては、「働きすぎ」が評価される傾向があります。そのため、有給休暇を取ることで、自分が仕事に対して真剣でないと見られることを恐れる人もいます。また、仕事をまとめてやることで、一時的には負担が増えるかもしれませんが、長期的には仕事の効率化やストレスの軽減につながると考える人もいます。

さらに、手取り15万円という給与は、東京などの大都市では生活が厳しいこともあり、節約のために有給休暇を取らないという選択をする人もいます。また、有給休暇を取ることで、家族や友人との時間を増やすことができる一方で、その分の費用がかかることも考慮しなければなりません。

このように、あなたの知人の行動を理解するためには、彼らの立場や背景、そして日本の職場文化を考慮する必要があります。彼らの選択は、一見非効率的に見えるかもしれませんが、彼らにとっては最善の選択である可能性があります。