私の会社では、役員及び社長が出社したら、何をしていたとしても必ず手を止めて起立し、挨拶をしなければなりません。ある日を境に全員するように、とある役員から社員へ指示がありそうなりました。役員の姿が見えなくなるまで立ち続けて挨拶をしなければなりません。また、私は営業事務として働いているのですが、事務員の評価基準は会社への遵法性だと言われました。私には言うことを聞けと言われているように感じ、それが評価基準になるのはどうかと思いました。上記2点は普通でしょうか。私にはパワハラに感じてしまいました。

あなたの会社の挨拶ポリシーと評価基準についてのご質問にお答えします。まず、役員や社長が出社した際に全員が起立して挨拶するというポリシーは、日本の一部の企業で見られる伝統的な習慣です。これは、上下関係を強調し、社員の規律を保つための手段として行われることがあります。しかし、役員の姿が見えなくなるまで立ち続けるというルールは、過剰な礼儀作法と見られ、社員の尊厳を損なう可能性があります。これは、労働基準法における尊厳の保護の観点から問題となり得ます。

次に、評価基準についてです。会社への遵法性が評価基準とされること自体は、企業が法令遵守を重視する姿勢を示すものであり、一般的には問題ありません。しかし、それが単に「言うことを聞く」ことに結びつけられると、社員の自主性や創造性が阻害される恐れがあります。評価は、個々の業績や能力、貢献度など多角的に行われるべきです。

これらの点から、あなたが感じるパワハラの疑いは、一理あると言えます。パワハラは、精神的な圧力や不利益を与える行為を指し、あなたの状況はその一例として挙げられるかもしれません。このような状況では、会社の人事部門や労働基準監督署に相談することをお勧めします。彼らは、あなたの権利を守り、適切な対応を行うための助言や支援を提供してくれるでしょう。