介護職やコンビニ店員など人手不足なのになぜ低賃金なのか？逆に大企業・優良企業みたいな応募者が多い仕事は労働力の供給過剰なんだから低賃金にすればいいのではないか？労働市場も需要と供給のバランスなんだから人手不足の賃金が上がって、供給過剰の賃金が下がらなきゃおかしくないのではないか？

介護職やコンビニ店員などの低賃金問題は、複数の要因が絡み合っています。まず、これらの職種は歴史的に低賃金であることが多く、そのイメージが定着しているため、賃金の上昇が難しいという問題があります。また、これらの職種は労働力の流動性が高く、短期的な労働力の供給が比較的容易であるため、賃金が上がりにくいという市場の特性もあります。さらに、これらの職種は労働条件が厳しく、長時間労働や夜勤などが多いため、労働者の離職率が高く、結果として賃金が上がりにくいという問題もあります。

一方、大企業や優良企業のような応募者が多い仕事が低賃金にならない理由は、これらの企業が労働者のスキルや経験を高く評価し、それに見合った賃金を支払うことができるためです。また、これらの企業は労働者のモチベーションを高めるために、賃金以外の福利厚生や教育訓練なども充実させているため、賃金が低くなりにくいという特性もあります。

労働市場の需要と供給のバランスは、確かに賃金に影響を与えますが、それだけではなく、労働者のスキルや経験、労働条件、企業の評判など、多くの要因が賃金に影響を与えます。したがって、人手不足の職種が必ずしも賃金が上がるとは限らず、逆に供給過剰の職種が必ずしも賃金が下がるとは限らないということになります。