年収1000万円以上の人は、給料を貰っている人の20人に1人だと言われていますが、これは相当少ないのではないでしょうか？50代以上の場合、10人に1人が1000万円以上貰っていてもおかしくないということですか？

日本における高所得者の割合についてのご質問にお答えします。まず、年収1000万円以上の人が全体の約5%であるという統計は、確かに20人に1人という割合に相当します。これは、日本の労働人口全体を基にした割合であり、高所得者が相対的に少ないことを示しています。

一方、50代以上の労働者に限定すると、年収1000万円以上の割合は確かに上昇します。これは、年齢と共に経験とスキルが蓄積され、より高い給与を得る機会が増えるためです。特に管理職や専門職など、経験と年功序列が重視される職種では、50代以上の労働者の中に高所得者が多く含まれる傾向があります。

しかし、「10人に1人」という割合は、特定の業界や職種、さらには企業規模や地域によっても大きく異なります。例えば、金融業界や大企業、特に東京などの大都市圏では、高所得者の割合が高くなる傾向があります。逆に、地方や中小企業では、高所得者の割合は低くなる可能性があります。

また、年収1000万円以上の労働者の割合は、近年の経済状況や企業の給与政策によっても影響を受けます。例えば、経済成長が停滞している時期には、高所得者の割合が減少することもあります。

結論として、年収1000万円以上の労働者の割合は、全体的には少ないと言えますが、特定の年齢層や業界、地域ではその割合が高くなることがあります。したがって、「50代以上なら10人に1人」という表現は、特定の条件を満たす場合にはあり得るものの、一般的な状況を表すものではないと言えます。