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有給を消化して退職したいと伝えたところ、退職日を早められ4日しか有給消化できません。全部消化する方法はあるのでしょうか?これから一応労働基準監督署にも相談するつもりです。

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対策と回答

2024年11月16日

退職時に有給休暇を全て消化することは、労働基準法に基づいて従業員の権利です。あなたの場合、退職日が早められた結果、有給休暇が4日しか消化できなかったとのことですが、これは法的に問題があります。

労働基準法第39条により、有給休暇は労働者が請求することができる権利であり、使用者はこれを拒むことができません。退職日を早めることで有給休暇の消化が妨げられた場合、これは労働基準法違反となります。

具体的な対応策としては、まずは会社との交渉を試みることが重要です。会社に対して、労働基準法に基づいて有給休暇を全て消化する権利があることを伝え、退職日を再調整するよう求めることができます。

交渉がうまくいかない場合、労働基準監督署に相談することが次のステップとなります。労働基準監督署は、労働基準法の違反に対して調査を行い、必要に応じて是正勧告を行う権限を持っています。労働基準監督署に相談する際には、有給休暇の付与状況や退職日の調整に関する書面や記録を持参することが推奨されます。

また、労働組合がある場合は、組合に相談することも有効です。労働組合は、労働者の権利を守るために法的な支援や交渉を行うことができます。

最後に、退職後に未消化の有給休暇については、労働基準法第26条に基づいて、平均賃金の6割に相当する金額を賃金として支払うことが義務付けられています。これについても、会社に対して請求する権利があります。

以上の手順を踏むことで、有給休暇を全て消化する権利を守ることができるでしょう。

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