会社都合退職と自己都合退職の違いについて、具体的なケースで質問です。育児休業を延長しようとした際に会社が拒否し、結果的に退職を選択した場合、これは自己都合退職と見なされるべきでしょうか、それとも会社都合退職と見なされるべきでしょうか？

会社都合退職と自己都合退職の違いは、退職の決定において会社の意思がどの程度影響しているかによって判断されます。会社都合退職は、会社の経営状況や組織再編など、会社側の事情により退職を余儀なくされた場合に適用されます。一方、自己都合退職は、個人の事情や希望により退職を決定した場合に適用されます。

あなたのケースでは、育児休業の延長を希望したが、会社がこれを拒否し、その結果退職を選択したという状況です。この場合、退職の直接的な原因は会社の育児休業延長拒否にあり、これは会社の意思決定に基づくものです。しかし、最終的な退職の決定はあなた自身が行ったものであり、これが自己都合退職と見なされる一因となります。

しかし、会社が法的に認められた育児休業の延長を正当な理由なく拒否したことは、労働基準法に違反する可能性があります。このような場合、労働基準監督署に相談することで、会社の対応が適切であったかどうかを確認することができます。もし会社の対応が違法であった場合、これは会社都合退職と見なされる可能性があります。

また、ハローワークでは、育児休業の延長が保育園の合否に影響しないとされていますが、これはあくまで保育園の申し込みに関するものであり、会社の法的義務に関するものではありません。したがって、会社が法的に認められた育児休業の延長を拒否した場合、これは会社都合退職と見なされる可能性があります。

最終的な判断は、労働基準監督署や弁護士などの専門家に相談し、具体的な状況を詳しく説明した上で行うことをお勧めします。