
人材派遣会社に無期雇用派遣で働いているのですが、派遣先切り替えの際に次の派遣先が決まるまでの間1ヶ月ほど待機期間が生まれてしまい、その後他で正社員採用が決まり、退職することになりました。入社直後の待機期間は最低限のお給料が支払われていたのですが今回の待機期間は明細を確認したところ無給になっていました。入社直後と同じ対応がなされないのはおかしいと思うのですが会社に連絡して良いものでしょうか…?
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対策と回答
あなたの状況について、まずは労働基準法と派遣労働者保護法を確認することが重要です。労働基準法第22条では、賃金の支払いに関して「全額払いの原則」が定められており、労働者が労働した分の賃金は全額支払われるべきです。また、派遣労働者保護法では、派遣労働者の権利を保護するための規定が設けられています。
具体的には、派遣労働者が派遣先の切り替えに伴う待機期間についても、一定の条件の下で賃金が支払われることが求められています。これは、派遣労働者が無給の待機期間を経験することによる不利益を防ぐためです。
あなたの場合、入社直後の待機期間には賃金が支払われていたにもかかわらず、今回の待機期間には無給となっていることが問題となります。これは、労働基準法と派遣労働者保護法に違反する可能性があります。
したがって、まずは派遣会社に連絡し、無給の待機期間についての法的な根拠を問い合わせることをお勧めします。もし、派遣会社が法的な根拠を示すことができない場合、あるいはその根拠が不十分である場合には、労働基準監督署に相談することも考えられます。
また、派遣会社との契約内容や就業規則を確認し、待機期間に関する具体的な規定があるかどうかを確認することも重要です。これにより、法的な立場をより強固にすることができます。
最後に、派遣労働者としての権利をしっかりと理解し、適切な手段を講じることで、自分の労働条件を改善することができるでしょう。
