
有給休暇は休職→退職の流れの中で消化できるのか?有給休暇を残したまま休職し、病気が治らず6か月後に退職するとします(就業規則通り)。この場合、復職できないから有給休暇をとるタイミングがないと思いますが、本人が希望するのに有給休暇を使用できないというのは問題ではありませんか?
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対策と回答
有給休暇の使用に関しては、労働基準法に基づいて、従業員が希望する場合には使用する権利があります。ただし、休職期間中に有給休暇を消化することは、一般的には認められていません。休職は、従業員が一時的に職務を離れる状態であり、この期間中は労働契約が停止しているため、有給休暇の使用は通常は認められません。
しかし、あなたのケースでは、病気が原因で休職し、その後退職するという状況です。この場合、就業規則によっては、退職前に有給休暇を消化することが認められることもあります。具体的な規定は各企業の就業規則によりますので、まずは所属する企業の人事部門に確認することをお勧めします。
また、労働基準法では、従業員が退職する場合、退職日までに未消化の有給休暇については、賃金として支払われることになっています。したがって、有給休暇を消化できなかった場合でも、賃金として補償されることになります。
以上のことから、有給休暇の使用に関しては、企業の就業規則と労働基準法を確認し、人事部門とのコミュニケーションを密に行うことが重要です。
