23卒です。中小企業の総合事務職で、月給19万、固定残業代月3万（20時間）、週休2日、年間休日122日、有休10日、月平均所定外労働時間25時間（昨年度）、有給休暇の平均取得日数9日（昨年度）、福利厚生は健康診断、資格取得支援、通勤手当、資格手当、昇給年1回、賞与年2回（業績による）という条件です。この会社はブラック企業でしょうか？

あなたが提供した情報に基づいて、この会社がブラック企業かどうかを判断するためには、いくつかの重要な要素を考慮する必要があります。

まず、給与についてですが、月給19万円は中小企業の総合事務職としては一般的な水準です。固定残業代が月3万円（20時間相当）ということは、法定の最低賃金を上回っているため、違法ではありません。ただし、残業が無い場合にはこの固定残業代が支給されないという点は、労働者の権利を侵害する可能性があります。

次に、労働時間についてですが、月平均所定外労働時間が25時間ということは、週に換算すると約6時間の残業があることになります。これは法定の労働時間を超えている可能性がありますが、固定残業代が支払われているため、違法とは言えません。ただし、有給休暇の取得率が9日ということは、法定の10日に満たないため、この点は改善の余地があります。

福利厚生については、健康診断、資格取得支援、通勤手当、資格手当が提供されていることは良い点です。昇給と賞与については、年1回と年2回という頻度は一般的ですが、業績によるという点は、労働者の努力が正当に評価されるかどうかに影響します。

総合的に見て、この会社はブラック企業の基準に完全には該当しないものの、有給休暇の取得率や固定残業代の扱いなど、改善が必要な点も見受けられます。労働者の権利を尊重し、働きやすい環境を提供することが求められる現代の職場環境において、これらの点は重要な要素となります。

最終的な判断は、実際の職場環境や上司との関係、業務内容なども考慮する必要があります。入社前には、内定者説明会や面接などを通じて、これらの点についてより詳しく確認することをお勧めします。