
従業員1000人以下の製造メーカーに勤めています。課長職で10数名の部下がいます。年初に事業所長から「賞与等の評価ができないから全社員が何をどれだけ頑張っているか見える化しなさい。」と言われました。その方法として全社員が個人目標を設定してそれに向けて毎週の進捗状況や具体的な頑張った点を報告しています。上からの指示なのでそのまま従っていますが、正直言って全員の生産性が落ちています。また実務を疎かにしてまで個人目標の達成状況や頑張った点をアピールする人も見受けられます。そもそも社員がどのくらい頑張っているかを本人の申告ありきで判断するのもどうかと思います。仕事の手を止めてまで頑張りアピールされたら本末転倒です。私は自分の部下であればそれぞれの評価を細かく査定する自身があるので、この個人目標のルールが無駄で仕方ありません。目標を持ってそれに向かって努力するという行為は良いと思いますが、現状は個人目標を頑張ることが目標みたいになってしまっています。この状況をどう思われますか?
対策と回答
この状況は、目標設定と進捗報告のプロセスが適切に設計されていないことが原因であると考えられます。まず、全社員が個人目標を設定し、その進捗を毎週報告すること自体は、透明性を高め、モチベーションを維持するための有効な手段です。しかし、現状の方法では、報告のための報告が行われ、実際の業務が軽視されているようです。これは、目標設定が適切でないか、進捗報告の方法が適切でないか、あるいはその両方である可能性があります。
まず、目標設定については、SMART原則(Specific, Measurable, Achievable, Relevant, Time-bound)に基づいて設定することが重要です。具体的で、測定可能で、達成可能で、関連性があり、期限が明確な目標を設定することで、社員は自分の努力がどのように評価されるかを理解しやすくなります。
次に、進捗報告の方法については、定期的なミーティングやレポートの提出だけでなく、実際の業務における成果を具体的に示すことが重要です。例えば、プロジェクトの進捗状況や、達成した具体的な成果物を共有することで、報告が形式的なものではなく、実際の業務に貢献するものとなります。
さらに、評価の透明性を高めるために、360度評価やピアレビューなどの方法を導入することも考えられます。これにより、個人の申告だけでなく、周囲の同僚や上司からの評価も取り入れることができ、より公平で客観的な評価が可能となります。
最後に、このような変更を実施する際には、社員の意見を十分に取り入れ、その理解と協力を得ることが重要です。社員が新しいシステムに対して納得感を持ち、それに向けて積極的に取り組むことができれば、生産性の向上が期待できます。
以上のように、目標設定と進捗報告のプロセスを見直すことで、現在の問題を解決し、より効果的な職場環境を構築することが可能です。
よくある質問
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