現在歯科助手として働いていますが、入社して2ヶ月ですでに辞めたいと考えています。未経験・無資格で入社したため、本来歯科医師や衛生士が行うべきスケーリングや印象採得などを練習させられ、違法だと知りながら患者様に治療を行わなければいけないことが怖くなったからです。新しい職場を探していますが、面接の際にこの退職理由を隠さずに言っても大丈夫でしょうか？それとも、違う退職理由を考えた方が良いでしょうか？

あなたの状況について深く共感します。職場での違法行為に関わることは、特に医療現場では深刻な問題です。まず、あなたが直面している状況は、法的にも倫理的にも許容できないものです。あなたが違法行為に関与させられていることを知った上で、それに抵抗し、辞めたいと考えるのは当然の反応です。

新しい職場を探す際に、面接でこの退職理由をどう扱うかは非常に重要な問題です。一般的に、誠実さは雇用主にとって重要な資質とされています。そのため、あなたが前職で直面した問題を正直に話すことは、あなたの誠実さを示す一つの方法となり得ます。ただし、その際には、あなたがどのようにその状況に対処し、どのようにそれを回避しようとしたかを具体的に説明することが重要です。

例えば、「前職では、本来歯科医師や衛生士が行うべき業務を無資格で行わされる状況に直面しました。これは法的にも倫理的にも問題があると判断し、その状況を改善するために上司と話し合い、法的な手続きを通じて問題を解決しようと努めました。しかし、状況が改善されなかったため、自分のキャリアと患者の安全を守るために退職を決意しました。」といった形で話すことができます。

このように、あなたが問題に対処しようとした姿勢を示すことで、新しい雇用主に対してあなたの誠実さと責任感をアピールすることができます。また、あなたが法的な問題に敏感であることを示すことで、新しい職場での信頼を築くことができるでしょう。

ただし、あなたの前職の状況が特定の職場特有のものである可能性もあるため、その点については注意深く話す必要があります。あなたが前職で経験した問題が一般的なものであるかどうかを明確にするために、業界の慣行や法律についての知識を持っておくことが重要です。

最後に、あなたが新しい職場を探す際には、その職場がどのように患者の安全と法的遵守を重視しているかを確認することも重要です。そのために、面接の際には、その職場の安全方針や法的遵守に関する質問をすることができます。これにより、あなたが新しい職場で安心して働ける環境を見つけることができるでしょう。