先輩がお客様に商品を間違えて2000円安く言っちゃって、上司が「お前の財布から2000円出せよ」と言っていたんですが、こういうのパワハラですよね？

あなたの質問に対する回答は、状況によります。一般的に、上司が部下に対して金銭的な責任を負わせることは、パワハラの一形態と見なされる可能性があります。特に、その指示が個人的な損失を強いるものである場合、これは職場の規則や法律に違反する可能性があります。

日本の労働基準法では、労働者に対して不当な賠償を求めることは禁止されています。つまり、会社が労働者に対して、業務上の過失による損害賠償を求めることは、原則として認められていません。ただし、これには例外があり、例えば労働者が故意または重大な過失により損害を与えた場合、会社は賠償を求めることができる場合があります。

しかし、あなたの状況では、先輩の過失が故意であったか、あるいは重大な過失であったかは明確ではありません。さらに、上司の言葉は、その場の感情的な反応である可能性もあり、その場合はパワハラとは見なされないかもしれません。

このような状況では、まずは上司との冷静な対話が必要です。あなた自身がその状況にあるのでなければ、先輩に状況を説明し、上司との対話を促すことが適切でしょう。また、会社の人事部門や労働組合に相談することも一つの選択肢です。これらの機関は、職場におけるパワハラや不適切な行為に対処するための専門的な知識と経験を持っています。

最終的に、この問題は個々の状況に大きく依存します。したがって、具体的な法的なアドバイスを求める場合は、弁護士や労働問題の専門家に相談することをお勧めします。