組織にいる以上、上を目指す意識は持つべきですか？同僚が「偉くなりたくない」と上司に言い、上司が困惑していると噂になっています。上司は部下に対して「頑張って上を目指すか、一生今のままで良いか」という質問をしていました。上司は、そこで言質を取り発破をかけるようなやり方が好きだったようです。しかしそのやり方に嫌気がさしたと思われる同僚が、「今のままで良いです。偉くなりたくありません」と言ってしまったようです。上司は、「本当に良いのですか？頑張っても給料上がりませんよ？」などと脅しているようですが……「会社で、上を目指させる」というのが上司にとっては一番簡単な（唯一の？）モチベーションマネジメントだと思います。「給料分の仕事」なんて所詮は主観ですから、上司は給料分以上の仕事をさせてナンボというところもあるでしょう。何より、目的が無い人は使いにくいと思います。「私は頑張りません」という人に積極的に仕事をさせるのは難しいでしょう。組織にいる以上、「上は目指さない」は禁句なのでしょうか。

組織において、上を目指す意識を持つことは、個人の成長や組織の発展にとって重要な要素です。しかし、必ずしも全員が上を目指す必要はありません。各個人の価値観やライフスタイルによって、目標や志向は異なるためです。

上司が部下に対して「頑張って上を目指すか、一生今のままで良いか」という質問をすることは、モチベーションマネジメントの一環として有効な場合もありますが、強制することは適切ではありません。部下が自発的に成長意欲を持つことが重要であり、強制的な目標設定は逆効果になる可能性があります。

同僚が「偉くなりたくない」と言ったことに対して、上司が困惑しているのは、上司自身の価値観が反映されているかもしれません。しかし、組織においては多様な価値観を尊重することが重要です。同僚が現状に満足しているのであれば、それを尊重し、その人の持つスキルや能力を活かす方法を探ることが、組織全体の発展につながります。

組織において「上を目指さない」ことが禁句であるとは限りません。重要なのは、各個人が自分の目標を持ち、それを実現するために組織が支援することです。上司は、部下の多様な目標や価値観を理解し、それぞれの成長を促すための環境を整えることが求められます。