扶養内でパートで働いている場合、扶養が外れた際の年末調整と控除の遡及申請について

扶養内でパートで働いている場合、配偶者の扶養に入っていることで税制上の優遇措置を受けることができます。しかし、扶養の条件を満たさなくなると、その優遇措置が受けられなくなります。ご質問のケースでは、昨年娘が大学卒業し扶養を外れたことで、あなたの扶養も外れていた可能性があります。

年末調整では、扶養控除の申告を行うことができますが、会社側では基本的には自動的にチェックされるわけではありません。従業員が正確に申告することが求められます。もし扶養が外れていたことに気づいた場合、年末調整で正しい情報を申告することで、翌年の税金に反映されます。

遡及しての控除申請については、原則として過去の年についての控除は認められていません。しかし、もし扶養が外れていたことに気づかず、適切な控除を受けられていなかった場合、確定申告を行うことで、過去5年間の税金を再計算し、払い過ぎた税金の還付を受けることができる可能性があります。この場合、税務署に相談し、具体的な手続きを確認することをお勧めします。

また、扶養控除の条件は年収や家族構成などによって異なりますので、毎年の年末調整時には必ず最新の情報を確認し、正確に申告することが重要です。