去年の年収が104万円だった場合、所得税は発生しますか?また、発生する場合、いつ支払う必要がありますか?
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対策と回答
はい、去年の年収が104万円だった場合、所得税が発生する可能性があります。日本の所得税法によると、給与所得者の場合、給与所得控除額が65万円、基礎控除額が38万円となります。つまり、給与所得が103万円を超えると、超えた分に対して所得税が課税されます。具体的には、104万円の年収から給与所得控除額65万円と基礎控除額38万円を差し引くと、残りが1万円となり、この1万円に対して所得税が課税されます。
現在、パート勤務の給料から所得税が天引きされていない場合、その理由としては、年末調整が行われていない可能性が考えられます。年末調整とは、毎月の給与から源泉徴収された所得税額を年間の所得に基づいて再計算し、過不足を調整する手続きです。年末調整が行われていない場合、所得税の支払いは確定申告で行うことになります。
確定申告は、毎年2月16日から3月15日までの間に行います。この期間に、前年の所得を申告し、所得税を計算して納税する必要があります。確定申告書は税務署で入手でき、必要事項を記入して提出します。また、e-Taxを利用することで、インターネット上で申告手続きを行うことも可能です。
所得税の計算方法は、所得金額から各種控除額を差し引いた課税所得金額に、税率を乗じて計算します。税率は課税所得金額に応じて段階的に定められており、5%から45%までの7段階があります。また、所得税には復興特別所得税も加算されます。
以上のように、年収が103万円を超えた場合、所得税が発生し、その支払いは確定申告によって行うことになります。確定申告の際には、正確な所得金額と控除額を計算し、適切な税率を適用して所得税額を算出することが重要です。
よくある質問
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