大学生が2箇所のアルバイトを掛け持ちしている際の年末調整について、基礎控除申告書の収入欄はどのように記入すべきですか？

年末調整は、その年の所得に対して税金を精算する手続きです。大学生が2箇所のアルバイトを掛け持ちしている場合、どちらか一方のアルバイト先で年末調整を行うことが一般的です。ただし、基礎控除申告書の収入欄には、すべてのアルバイト先からの収入を合計した金額を記入する必要があります。これは、税務署が正確な所得を把握するためです。

具体的には、まず各アルバイト先から源泉徴収票を受け取り、それらの収入を合計します。その合計金額を基礎控除申告書の収入欄に記入します。その後、年末調整を行うアルバイト先に、他のアルバイト先からの源泉徴収票を提出します。これにより、年末調整を行うアルバイト先が、すべての収入を考慮して正確な年末調整を行うことができます。

なお、合計収入が80万円程度であれば、学生の場合、勤労学生控除を適用することができます。勤労学生控除は、一定の条件を満たす学生に対して、一定額の所得控除を行う制度です。これにより、税金の負担を軽減することができます。

以上の手続きを正確に行うことで、年末調整を正しく行い、税金の還付や追徴を適切に処理することができます。