気のしれた友人と年収の話になったときに、単に相手の年収を聞くよりも、基本給と残業代(残業時間)や賞与を聞くことが、相手の労働に対する収入を捉えていますよね？と言うのも、単に年収を聞くだけでは、住宅手当、通勤手当、扶養手当などの諸手当が含まれるためです。

日本の給与体系は、基本給、残業代、賞与、そして各種手当によって構成されています。年収を単純に比較するだけでは、その人の労働に対する実際の収入を正確に把握することは難しいです。例えば、基本給が高いが残業が少ない人と、基本給は低いが頻繁に残業をする人では、年収が同じでも労働の質や収入の実態は大きく異なります。また、賞与は会社の業績や個人の評価によって大きく変動するため、その年の賞与額だけでは収入の全体像を見ることはできません。さらに、住宅手当、通勤手当、扶養手当などの諸手当は、個々の生活環境や家族構成によって異なるため、これらも含めて考える必要があります。したがって、年収だけでなく、基本給、残業代、賞与、そして各種手当を総合的に考慮することで、相手の労働に対する収入をより正確に捉えることができます。