最低賃金について質問です。現在の職場では今月から最低賃金が上がり、正社員よりもアルバイトの時給の方が高くなり、仕事のやる気が全く出ません。正社員も3000円基本給が上がりましたが、どう計算しても時給に換算すると最低賃金以下です。これは正しいのですか？

最低賃金法は、労働者の生活を保障するために設けられた法律であり、雇用形態に関わらず、労働者が最低限受け取るべき賃金を定めています。ご質問の状況では、正社員の基本給が3000円上がった結果、時給換算で最低賃金を下回っているとのことですが、これは法的に問題があります。

最低賃金法では、労働者の賃金が最低賃金額以上であることを求めており、これに違反する場合、労働基準監督署による是正勧告や是正命令が行われる可能性があります。具体的には、正社員の場合、月給制であっても、所定労働時間で割った時給が最低賃金を下回らないように計算されなければなりません。

また、アルバイトの時給が正社員の時給を上回ること自体は法的に問題ありませんが、正社員の賃金が最低賃金を下回ることは許されません。このような状況では、労働者は労働基準監督署に相談することができます。

労働基準監督署は、労働者の権利を守るための機関であり、賃金の未払いや最低賃金の違反など、労働条件に関する問題を相談することができます。労働者が最低賃金を下回る賃金で働かされている場合、労働基準監督署に相談することで、適切な対応を取ることができます。

また、企業側も最低賃金法を遵守することが求められており、違反した場合には法的な制裁を受ける可能性があります。企業は、労働者の賃金を適切に計算し、最低賃金を下回らないようにすることが重要です。

以上のことから、ご質問の状況は法的に問題があり、労働者は労働基準監督署に相談することをお勧めします。労働基準監督署は、労働者の権利を守るための機関であり、適切な対応を取ることができます。