退職予定日までに残った有給休暇を消化する方法について

退職予定日までに残った有給休暇を消化する方法について、以下の点をご確認ください。

まず、有給休暇は労働基準法に基づき、労働者が取得する権利です。退職時に未消化の有給休暇がある場合、原則として会社はその日数分の賃金を支払う必要があります。これを「有給休暇の買い取り」と呼びます。

次に、有給休暇の消化について、会社がシフトを作成する際に、公休日と重複して有給休暇を取得することができない場合があります。これは、公休日が本来労働者の休日であり、その日に有給休暇を取得することは通常の労働日として扱われないためです。したがって、公休日を含めて有給休暇を消化することは一般的に認められていません。

あなたの場合、上司から12日間しか有給休暇を使えないと言われたのは、公休日を除いた労働日のみで有給休暇を消化することを意味している可能性があります。

有給休暇の買い取りについては、会社によって対応が異なりますが、労働基準法に基づき、未消化の有給休暇については賃金として支払うことが義務付けられています。したがって、会社が有給休暇の買い取りを拒否することは違法です。

有給休暇の申請書類について、会社が書類の提出を求めない場合でも、退職時に未消化の有給休暇があることを明確に伝え、買い取りを求めることは可能です。

最後に、会社とのコミュニケーションについて、有給休暇の消化や買い取りについて不明点がある場合は、労働基準監督署に相談することも一つの手段です。労働基準監督署は労働者の権利を守るための機関であり、無料で相談を受け付けています。

以上の点を踏まえて、会社と再度話し合い、有給休暇の消化や買い取りについて確認することをお勧めします。