アルバイトの退職前の有給消化について、週5日で1日6.5時間の契約で働いている者が、退職前に有給を一気に消化する場合、その期間の契約を週5日の1日8時間にすることは可能でしょうか?
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対策と回答
アルバイトの退職前の有給消化に関するご質問について、以下の点をご確認ください。
まず、有給休暇の消化については、労働基準法に基づき、労働者が希望する日に取得することが可能です。ただし、有給休暇の取得にあたっては、事前に使用希望日を会社に申請し、承認を得る必要があります。
次に、労働時間の変更についてですが、現在の労働契約が週5日で1日6.5時間の場合、これを有給消化期間中に週5日で1日8時間に変更することは、原則として可能です。ただし、この変更には労働者と使用者の双方の合意が必要です。また、変更後の労働時間が労働基準法の上限(1日8時間、週40時間)を超えないように注意する必要があります。
具体的な手続きとしては、まず労働者が使用者に対し、有給休暇の取得希望日と労働時間の変更を申し出ます。使用者はこの申し出を検討し、労働者との間で合意に達した場合、労働時間の変更を含む新たな労働条件を明示した書面を作成し、労働者に交付する必要があります。
最後に、有給休暇の消化により労働時間が変更された場合、その期間の賃金計算についても注意が必要です。通常、労働時間が増加した場合、それに応じて賃金も増額されることになります。
以上の点を踏まえ、具体的な手続きや条件については、使用者との詳細な話し合いを行うことをお勧めします。また、労働条件の変更について不明な点がある場合は、労働基準監督署や労働組合などに相談することも検討してください。