
正社員として毎月40〜60時間の残業時間がある場合、法律違反ではないのでしょうか?
もっと見る
対策と回答
日本の労働基準法によると、1日の法定労働時間は8時間、週の法定労働時間は40時間と定められています。これを超える労働、すなわち残業については、36協定(時間外・休日労働に関する協定届)を締結し、労働基準監督署に届け出ることで、一定の範囲内での残業が認められています。
具体的には、1ヶ月45時間、1年360時間までの残業が原則として認められています。ただし、繁忙期など特別な事情がある場合には、1ヶ月の残業時間が最大でも60時間までとされています。あなたの場合、毎月40〜60時間の残業時間があるとのことですが、これが繁忙期に限ってのものであれば、法律違反とはならない可能性があります。
ただし、この残業時間が定期的に続く場合、特に45時間を超える月が続くと、労働基準法違反の可能性が高まります。また、残業代の支払いが適切に行われているかも重要なポイントです。残業代が支払われていない場合や、法定の割増賃金が支払われていない場合も、法律違反となります。
このような状況では、労働基準監督署に相談することをお勧めします。労働基準監督署は、労働者の権利を守るための機関であり、適切なアドバイスや調査を行ってくれます。また、労働組合に加入し、集団での交渉を行うことも有効な手段です。
労働条件の改善は、労働者一人ひとりの努力が必要ですが、適切な情報と支援を得ることで、より良い労働環境を実現することができます。
よくある質問
もっと見る·
4ヶ月の育児休暇が開始されるまであと1週間となりましたが、上司に何か伝えた方が良いでしょうか?·
手取り16万円で昇給もボーナスも退職金もない非正規社員であるにもかかわらず、なぜ真面目に働くことが求められるのですか?頑張る価値やモチベーションがないと感じるのは当然ではないでしょうか?·
会社で使っているボールペンの替え芯は経費で購入できますか?会社から支給されているボールペンは黒と赤の2色で、替え芯もそれぞれ用意されています。最近、自分で購入した三色ボールペンを使用していますが、支給されている替え芯が使用できないため、三色ボールペンの替え芯を経費で購入してもらえるかどうかを知りたいです。黒と赤のボールペンは一日中使用するため、頻繁に替え芯がなくなります。·
休職を使い切ったらどうなるのですか?クビですか?·
専門業務型裁量労働制を採用している会社で、暗黙の了解として9:00に出社することが求められている場合、これは適切な運用でしょうか?また、裁量労働制の正しい理解とは何でしょうか?