勤務してまだ2～3年の看護師は残業しても残業代は支払われないのでしょうか？某千葉県の国立病院では、勤務年数の格差に応じて若い看護師には残業代が支払われないというのがあるそうです。これって看護師の人達の中では当たり前の事なのでしょうか？もしこれが問題なら明らかな労働基準法違反だと思うのですがどうでしょうか？

日本の労働基準法によると、すべての労働者は法定労働時間を超えて働いた場合、残業代を受け取る権利があります。これは看護師にも同様に適用されます。具体的には、1日8時間、週40時間を超える労働に対して、通常の賃金の25%以上の割増賃金が支払われることが義務付けられています。さらに、深夜労働や休日労働についても、それぞれの割増率が定められています。

あなたが言及したように、某千葉県の国立病院で若い看護師に対して残業代が支払われないという状況は、明らかに労働基準法に違反しています。労働基準法は、年齢や勤務年数に関わらず、すべての労働者を平等に保護することを目的としています。したがって、若い看護師であっても、残業代を受け取る権利があります。

このような状況が看護師の間で「当たり前」とされているかどうかは、個々の職場環境や地域によって異なる可能性があります。しかし、法律に違反する行為が「当たり前」とされているからといって、それが正当化されるわけではありません。労働者は、自身の権利を知り、それを主張することが重要です。

もしあなたやあなたの周りの看護師がこのような問題に直面している場合、労働基準監督署に相談することをお勧めします。労働基準監督署は、労働者の権利を保護し、違法な労働条件を是正するための機関です。また、労働組合に加入することも、労働条件の改善や権利の保護に役立つでしょう。

結論として、勤務年数に関わらず、すべての看護師は残業代を受け取る権利があり、それが支払われない場合は労働基準法に違反していると言えます。労働者としての権利を主張し、適切な手段を通じて問題を解決することが重要です。