アルバイトの研修期間中に最低賃金を下回ることは違法ですか？

はい、アルバイトの研修期間中に最低賃金を下回ることは違法です。日本の労働基準法により、すべての労働者は最低賃金法に定められた最低賃金以上の賃金を受け取る権利があります。これは研修期間中の労働者にも適用されます。

具体的には、あなたの場合、研修期間中の時給が750円であるのに対し、その地域の最低賃金が790円であるため、これは明らかに違法です。労働基準法違反となり、労働基準監督署に報告することで是正措置を取ることができます。

また、企業側が研修期間中の賃金を低く設定することを正当化するために、「研修は無給である」と主張する場合がありますが、これも違法です。研修期間中であっても、労働者は労働しているため、最低賃金以上の賃金を受け取る権利があります。

このような状況に遭遇した場合、まずは企業側と話し合い、賃金の是正を求めることが重要です。それでも解決しない場合は、労働基準監督署に相談することをお勧めします。労働基準監督署は、労働者の権利を守るための行政機関であり、違法行為を是正するための措置を取ることができます。

また、このような問題を未然に防ぐために、アルバイトを始める前に、賃金や労働条件について明確に確認しておくことが重要です。労働契約書を交わすことで、双方の権利と義務が明確になり、トラブルを避けることができます。