
会社の月給が時給換算で最低賃金を下回っている場合、残業代を含めた正しい金額と差額の計算方法は?
もっと見る
対策と回答
会社の月給が時給換算で最低賃金を下回っている場合、労働基準法に違反している可能性があります。石川県の最低賃金は984円で、あなたの勤務時間192.5時間に対する総支給額が173,954円である場合、時給は約903円となり、最低賃金を下回っています。
残業代は通常、法定労働時間(1日8時間、週40時間)を超えた分に対して、通常の賃金の25%以上の割増賃金が支払われるべきです。あなたの場合、残業時間が16.5時間であるため、これを125%で計算すると、通常の時給984円に1.25を掛けた1230円が残業時間1時間あたりの賃金となります。
具体的な計算方法は以下の通りです:
- 通常の勤務時間の賃金:(192.5時間 - 16.5時間) × 984円 = 176,040円
- 残業時間の賃金:16.5時間 × 1230円 = 20,295円
- 総賃金:176,040円 + 20,295円 = 196,335円
あなたの実際の総支給額は173,954円であるため、差額は196,335円 - 173,954円 = 22,381円となります。
この差額を会社に請求する場合、税金が上がる可能性がありますが、その影響は個々の所得状況により異なります。通常、追加の所得に対して所得税が課税されるため、確定申告が必要となる場合があります。
また、労働基準監督署に相談することで、法的な手続きを進めることができます。労働基準法に基づく請求は、法的に保護されており、会社はこれに応じなければなりません。
