
月収を時給換算すると、最低賃金を下回っていました。これは違法ですか?
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対策と回答
はい、月収を時給換算した結果、最低賃金を下回る場合、それは違法です。日本の労働基準法により、最低賃金法が定められており、雇用主は労働者に対して最低賃金以上の賃金を支払わなければなりません。最低賃金は都道府県ごとに異なり、厚生労働省のホームページで確認することができます。
具体的には、月収をその月の労働時間で割って時給を計算し、その時給が該当する都道府県の最低賃金を下回る場合、その雇用主は労働基準法違反となります。労働者は、このような状況にある場合、労働基準監督署に相談することができます。労働基準監督署は、違法な賃金の支払いを是正し、不足分の賃金を回収するための措置を取ることができます。
また、労働者自身が最低賃金を計算する際には、残業代や各種手当を含めた総支給額を労働時間で割る必要があります。これにより、正確な時給が算出され、最低賃金を下回っているかどうかを判断することができます。
労働条件の確保は労働者の権利であり、適切な賃金を受け取ることはその基本的な部分です。もし、賃金に関する問題がある場合は、適切な機関に相談し、自身の権利を守ることが重要です。
