会社の人事評価制度について納得がいかず、ご意見ください。毎年4月に通期目標の設定を各自行い、半年に一度半期の自己評価及び上司評価→人事評価が確定します。目標評価はSABCDの5段階で決まり、評価が翌年の賞与に反映されます。今回私は上司からA評価である、と言われました。しかしながら今期私は昇給をしていたため、昇給した年は必然的に評価が1段階下がる仕組みだと説明され、上司評価はAであるものの人事最終評価はBだと言われました。昇給した年は評価が必然的に下がると言うことは会社の規約にも毎年配布される人事評価制度のガイドブックにも明記がありません。個人の業績に対して見合った評価がされず、賞与が減ることに納得がいっておりません。これは不当な評価ではないでしょうか？

会社の人事評価制度についてのご質問にお答えします。まず、人事評価制度は各企業によって異なり、その評価基準や方法は透明性を持つことが求められます。ご質問のケースでは、昇給後に評価が下がるという点に疑問があるようです。これは、評価制度が明確に規定されていない場合、従業員にとって不公平感を生む可能性があります。

日本の労働基準法では、労働者の業績に基づいて公正な評価と報酬が与えられることが求められています。したがって、会社の評価制度がこの原則に反する場合、労働者は労働基準監督署に相談することができます。

また、会社内部での解決策として、評価制度の透明性を高めるために、評価基準や評価プロセスを明文化し、従業員に周知することが重要です。さらに、評価結果に対する不服申し立てのルートを設けることも有効です。

ご自身のケースについては、まずは上司や人事部門とのコミュニケーションを通じて、評価の根拠やプロセスについて理解を深めることが第一歩となります。それでも納得がいかない場合は、労働組合や弁護士などの専門家に相談することも考えられます。

最後に、評価制度の改善に向けて、従業員の声を会社に反映させるための取り組みも重要です。これにより、より公正で納得性の高い評価制度が構築されることが期待できます。