測量のNバックがよくわかりません。土地家屋調査士事務所の補助者になったばかりで測量未経験です。使用できる基準点が近くにないとき、先輩方はGPSかNバックで測量するのですが、あまり意味がわかっていません。どなたか教えていただけると助かります。

Nバック測量は、測量技術の一つで、主に基準点が近くにない場合や、既存の基準点が利用できない場合に使用されます。この方法は、既知の点から未知の点への方向と距離を測定することで、新しい点の位置を決定します。具体的には、まず既知の基準点から測定対象の点への方向と距離を測定し、次にその点からさらに別の点への方向と距離を測定します。このようにして、複数の点を順次測定することで、最終的に目的の点の位置を決定します。Nバック測量は、GPS測量と比較して、設備が不要であるため、コストが低く、また狭い範囲での測量に適しています。ただし、測定精度はGPS測量に比べて低くなることがあります。Nバック測量を行う際には、測定の順序や方法を正確に理解し、測定誤差を最小限に抑えるための工夫が必要です。まずは、先輩方の測量方法を観察し、その後に自分で実践することで、理解が深まると思います。