なぜ女性は就活での服装に制限があるのでしょうか。健康的に見える化粧をしろ、スカートパンプスストッキングを履けなどの言葉に違和感を覚えます。男性にも身だしなみを整えるマナーはありますが、女性はそれ以上のマナーを押し付けられていると思います。例えば、男性のマナーにメイクはないですよね。女性だけ就活用のメイクをしろと言われます。派手なメイクはダメ、すっぴんもダメ、適度にメイクして美しく見せなければならないって気持ち悪いです。それに、中高生のうちはメイクするなと言っておきながら、社会に出たらメイクしていないと非常識って言われるのも意味がわからないです。メイクをするって行為には、顔を美しく見せる、元の顔より印象をよくするって意味があると私は思います。健康的な顔に見せなくてはならないのなら男性にも課せられるはずだと思うのですが、それがないっていうのはジェンダーハラスメントになるのではないでしょうか。私はメイクは好きな方ですが、友人の中には顔に異物を乗せるのが気持ち悪い、顔に何か塗っていると違和感があり不快になる、まず肌が弱くて何もつけられないという人もいます。メイクをする時間があったら寝ていたい、ごはんを食べたい、言いたいことをまとめたい、など他にやりたいことがあるのにって人もいます。限られた朝の時間をどう使うかは個人の勝手なのに、メイクに時間を割きたくないって思う人がいるのは当たり前だと思います。また、私には体は女性だけど心が男性の2つ年上のいとこがいるのですが、就活でスカートやパンプスを強制されて精神を病んでしまいました。たかがそれだけでって思う人もいるかもしれませんが、自分に置き換えて考えてみてほしいです。男性が、スカートスーツを着てパンプスを履いてメイクもして就活しなければならないのです。嫌悪感は抱かないまでも違和感を覚える人が多いと思います。ですが、この問題はLGBTQ関係なく重要なことです。まずこのマナーができていないと就活する権利すらないこの世の中って絶対おかしいし本当に気持ち悪いです。伝統や歴史を大事にしている日本に住んでいる以上仕方のないことなのかもしれませんが、この制度によって傷つけられて辛い思いをした人がかなりの数います。身だしなみを整えることは人間として大切なことですが、今の日本の就活ではそれがいきすぎてしまっていると思います。