
今年はあちこちの企業で賃上げが行われたようですが、実際には実質賃金は25カ月連続で下がっているのですか?
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対策と回答
はい、その通りです。今年は多くの企業で賃上げが行われましたが、実質賃金は25カ月連続で下がっています。これは、物価上昇率が賃上げ率を上回っているためです。つまり、名目賃金は上がっていても、物価の上昇により購買力が低下しているということです。このような状況は、消費者物価指数の上昇が賃金上昇を上回る「逆転現象」が起きていることを示しています。この問題は、特に低所得層にとって深刻な影響を与えています。彼らは、賃金の上昇が物価上昇に追いつかず、生活が厳しくなっているという現実に直面しています。この問題を解決するためには、賃金上昇率を物価上昇率以上に引き上げることが必要ですが、それには企業の業績改善や労働生産性の向上が不可欠です。また、政府や企業が協力して、物価上昇を抑制する政策を実施することも重要です。このような対策が講じられない限り、実質賃金の低下は続く可能性があります。
