2024年12月に退職予定で、退職金約350万円、勤続年数7年、iDeCo加入期間16年、残高770万円の場合、退職所得控除額、iDeCoの払い出し時期について教えてください。

退職金とiDeCoの払い出しに関する税金の取り扱いは、以下の点に注意が必要です。

1) iDeCoの加入期間については、退職所得控除の計算においては、現職の勤続年数である7年が適用されます。前職の加入期間は考慮されません。

2) 退職所得控除額の計算は、勤続年数が20年以下の場合、40万円×勤続年数で計算されます。あなたの場合、40万円×7年=280万円が控除額となります。

3) iDeCoの払い出し時期については、退職金と同じ年内に払い出すことで、退職所得控除を最大限に利用できます。これにより、退職金とiDeCoの払い出し額を合算して控除額内であれば、税金がかからない可能性があります。

4) もし退職金とiDeCoの払い出しを別年に行う場合、退職所得控除の再計算が必要となり、控除額が減少する可能性があります。具体的には、前年以前14年以内に退職金を受け取っている場合、重複期間に相当する部分の控除額が減額されます。

以上の点を考慮し、税理士や専門家に相談して、最適な退職金とiDeCoの払い出し計画を立てることをお勧めします。