退職に関して、11月に退職したい旨を伝えたところ、定時後に話をするよう言われました。通常、このような話は就業時間内に行われるものではないのでしょうか？また、残業代が出ないのに残業を求められることについても教えてください。

退職の意向を伝えるタイミングについて、一般的には就業時間内に行うことが多いですが、会社の方針や状況によっては定時後に話をするよう求められることもあります。これは、会社が業務の中断を避けたいと考えているか、または退職に関する話をする際に必要な情報や手続きが多いため、十分な時間を確保したいという意図がある可能性があります。

残業代が出ないのに残業を求められることについては、労働基準法に基づいて、法定労働時間（1日8時間、週40時間）を超える労働に対しては、使用者は割増賃金を支払わなければなりません。ただし、例外として、36協定（時間外・休日労働に関する協定）が締結されている場合や、特定の業種においては、一定の条件の下で法定労働時間を超える労働が認められています。

しかし、残業代が支払われない状況が続く場合、労働基準監督署に相談することができます。また、退職の際には、退職手続きの方法や必要な書類、退職金の支払いなど、会社とのやり取りが発生するため、これらの手続きがスムーズに進むように、事前に情報を集めておくことが重要です。

退職は人生の大きな転機であり、自身の権利をしっかりと理解し、適切なタイミングで行動することが大切です。