父親が永眠し、会社に忌引き休暇を申請しようとしたところ、両親が離婚しているため戸籍上父親の戸籍から抜けているという理由で忌引き休暇が認められないと言われました。戸籍上の父親ではなくなったとしても、実際の父親が亡くなった場合、忌引き休暇は認められないのでしょうか？

日本の労働基準法によると、忌引き休暇は労働者が親族の死亡に伴う葬儀等に参列するために取得できる休暇です。ここでいう親族とは、配偶者、子、父母、祖父母、兄弟姉妹、孫、その他労働者が常時介護している家族を指します。戸籍上の関係性だけでなく、実際の生活状況や親族関係を考慮することが求められます。

あなたの場合、戸籍上は父親の戸籍から抜けているとしても、実際に父親として育てられ、親子関係があるのであれば、忌引き休暇の対象となる可能性があります。会社側が戸籍上の関係性のみを基準に判断している場合、労働基準監督署に相談することで、法的な見解を得ることができます。

また、会社の就業規則によっては、忌引き休暇の条件が定められている場合があります。その場合は、就業規則に従って手続きを行う必要があります。ただし、就業規則が労働基準法に抵触する場合は、労働基準法が優先されます。

忌引き休暇の取得については、会社の人事部門や労働組合に相談し、法的な見解を確認することをお勧めします。また、労働基準監督署に相談することで、法的な支援を受けることができます。