運送業の会社員の給料(日給、歩合給、残業代)や、労働法に詳しい方に質問させて頂きます。会社と交渉しようと思うのですが、最低限の法的な知識が必要かと思い質問させて頂きます。私の勤める会社は、日給2000円+歩合給です。就職した際の契約は、8時~17時(休憩1時間)で、時間外勤務、残業ありって感じです。この辺は詳しく覚えていませんが、契約書にハンコを押した記憶だけあります。給料明細に日給、歩合給があるのですが、時間外手当や残業代という欄がありません。歩合給は、歩合(○○円、残業代○○円を含む)って感じです。歩合の1/3が残業代になっているようです。日祝日に関しては、手当として2000円加算されています。質問なのですが、①そもそも論なのですが、一般的に8時間勤務の契約で日給2000円は違法ですか?歩合を含めれば最低時給を超えている状況です。②残業代って、昼間仕事した場合を前提で計算するんですか?労働契約にある8~17時勤務ってしたことがないので、どのように計算するのでしょう。「仮に昼間8時間仕事をした場合」って感じで計算をするのでしょうか。③歩合に残業代が含まれるのは違法ですか?みなし残業等、色々調べたのですが理解が出来ず、法的な最低限の知識として、計算方法が間違っていても払っている金額が正規の残業代以上ならOKという意味でしょうか。④夜間の労働がメインで、早朝や深夜の割り増しに関して明細に一切記載がないのですが、全部歩合にある残業代に含まれますか?
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対策と回答
運送業の給与体系と労働法に関するご質問について、以下に詳細な回答を提供いたします。
① 日給2000円の法的評価
日本の労働基準法では、最低賃金法に基づき、各都道府県に最低賃金が設定されています。日給2000円の場合、これを時給換算すると、8時間勤務で250円/時間となります。これは多くの地域で最低賃金を下回る可能性があり、違法であると考えられます。ただし、歩合給を含めると最低賃金を超える場合がありますが、その場合でも、歩合給の計算方法が適法であるかを確認する必要があります。
② 残業代の計算方法
残業代は、実際の労働時間に基づいて計算されます。労働契約上の所定労働時間(8時~17時)を超えた時間が残業時間となります。夜間や早朝の労働については、深夜労働の割増賃金が適用されます。具体的な計算方法は、通常の時給に対して25%以上の割増率を適用します。
③ 歩合給に含まれる残業代
歩合給に残業代が含まれる場合、その計算方法が労働基準法に適合しているか確認が必要です。労働基準法では、残業代は別途支払われるべきであり、歩合給に含まれる場合でも、その金額が法定の残業代以上であることが条件となります。計算方法が適法でない場合、違法となります。
④ 夜間労働と割増賃金
夜間労働については、深夜(22時~5時)の労働に対して25%以上の割増賃金が適用されます。これが給料明細に記載されていない場合、違法となる可能性があります。歩合給に含まれる場合でも、割増賃金分が正しく計算されているか確認が必要です。
結論
会社との交渉にあたっては、労働基準法に基づく適切な賃金体系を理解し、自身の権利を主張することが重要です。法的知識を持つことで、交渉の根拠を強化できます。労働基準監督署に相談することも一つの手段です。
よくある質問
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