
飲食店での労働条件は法律違反ですか?具体的に①〜⑤の中でどれが違法なのか教えてください。
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対策と回答
日本の労働基準法に基づき、あなたが提供した労働条件のうち、いくつかが違法である可能性があります。以下にそれぞれの条件について詳しく説明します。
① 月の休みが4日:労働基準法第35条により、使用者は労働者に対し、毎週少なくとも1回、または4週間を通じて4日以上の休日を与えなければなりません。月の休みが4日のみである場合、この規定に違反する可能性があります。
② 月〜木まで休憩なしで9時間勤務、金、土は休憩なしで11時間勤務:労働基準法第34条により、労働時間が6時間を超える場合は少なくとも45分、8時間を超える場合は少なくとも1時間の休憩を与えなければなりません。休憩なしで9時間、11時間勤務することはこの規定に違反します。
③ 労基の調査が入った時にバレないようにタイムカードを押させない:これは労働基準法に違反する行為です。労働基準法第108条により、使用者は労働時間を記録する義務があります。タイムカードを押させないことは、労働時間の記録を隠蔽する行為であり、違法です。
④ どれだけ残業しても残業代なし:労働基準法第37条により、時間外労働に対しては通常の賃金の2割5分以上の割増賃金を支払わなければなりません。残業代が支払われないことは、この規定に違反します。
⑤ 正社員のみ残業代なし、アルバイトは残業代あり:これは労働者間の差別的取り扱いであり、労働基準法第4条に違反する可能性があります。労働条件は、労働者の身分に関わらず、平等に適用されるべきです。
以上の点から、あなたの労働条件は多くの点で労働基準法に違反している可能性があります。労働基準監督署に相談することをお勧めします。
